最近では空き家を活用することが注目されています。
少し前までは空き家を活用するとしても、あくまでも住居として提供する選択が圧倒的に多かったのですが、近年ではその選択の幅も広がり住居だけではなく、さまざまな活用の場として提供されるようになりました。
活用の幅が広がったことにより、空き家を利用したいといった声も増え、所有者にとっても所有している空き家をどのような形で活用してもらいたいのか選べる選択肢も増えました。
ここでは空き家を活用するメリットや支援制度などをお伝えしていきます。
空き家をリフォームする
住む人がいなくなり使われなくなった空き家は、放置する時間が長ければ長いほど建物の劣化のスピードは進みます。
そうなると、たとえ「売却したい・貸したい」という考えがあっても、老朽化が進んでいるため容易ではなくなるでしょう。
そのような場合、事前にリフォームやリノベーションすることで、賃貸など選択肢のハードルがいっきに低くなります。
しかし、リフォームといっても「売却したい」「住宅として貸したい」あるいは「店舗として貸したい」かなど、用途や立地などによって内容は様々です。
まずは、用途に応じたリフォームを検討するため、事業者や自治体に相談してみるのも良いでしょう。リフォーム工事を行う場合、一定の条件を満たせていれば国や各自治体の補助金を受けれることもあるので、それも併せて調べておきましょう。
下記に、「住宅リフォームの支援制度(令和5年6月16日時点)」のリンクがありますので参考にしてみて下さいね
空き家を活用する
空き家は手放したくないけど、自分で管理することが困難なので劣化を防ぐためにも誰かに使ってもらいたい。などといった場合は、民間企業やNPO法人などが行っている「空き家活用サービス」を利用することをおすすめします。
この空き家活用サービスは民間企業などが、空き家を誰かに活用してもらいたい所有者と、空き家を活用したい人の間に入って仲介の役割をしたり、空き家の賃貸・管理などを代行するサービスです。
最近ではこのような民間企業などの空き家活用サービスの人気が上昇しています。
例えば・・・
●飲食店
●シェアハウス
●民泊施設
●英語や絵画などといった教室
●子育て支援広場
●社宅
などがあげられます。
所有者にとっては空き家を活用してもらうことで、劣化を防げますし家賃収入が入るメリットがあります。
空き家を活用してもらいたい場合は、空き家活用サービスを展開している民間企業やNPO法人などを一度調べてみるのも良いでしょう。
民間企業によっては、空き家の管理サービス・活用サービスとも提供しているところもあります。例えば、「今は活用してもらう予定はないけど、今後は空き家を活用してもらうかもしれないから、現状は管理だけしてもらいたい」といった場合は、管理・活用の両方を提供している企業に依頼しておくと、活用してもらいたいとなった時にスムーズに進むのでおすすめです。