深刻な社会問題ともなっている「空き家問題」
その問題を解決すべく施行された空き家法により、空き家問題解消の糸口は得られましたが、それでも今この瞬間でも空き家が発生してるかもしれません。それほど空き家は急速に増えていっているのです。
そしてその原因のほとんどが「相続」によって発生していることが分かっています。
ここでは、空き家になってから考えるのではなく、まずは空き家にしない・させないために大切なことをお伝えしていきます。
空き家にしないために大切なこと
先ほどもお伝えしたように、空き家が発生する原因のほとんどが「相続」です。
親が他界したり、高齢者施設などに入居したため住まなくなった実家を相続したが、遠方に住んでいたり、既に持ち家を購入してるなど、実家で暮らす予定がないまま放置してる状態が続いてしまっている。
その結果、管理不全空家等や特定空家等に分類される「空き家」となります。
これが「問題の空き家」が発生する一番の要因です。
そうならないために、住まなくなった後の実家をどうしてほしいか、話し合うことが必要で大切なこととなります。
自分たちが住まなくなった後、空き家になってしまう家を
●「誰が相続するのか?」
●「相続後は誰が住むのか?」
●「誰も住む予定がない場合の管理は誰がするのか?」
●「売却するのか?借家として貸すのか?それとも解体して更地にするのか?」
このような話し合いを関係者たちで事前に話し合うことで、いざ実家などが空き家になった時に問題が先延ばしにならず済みます。
遺産相続についての話し合いは、デリケートな話題でもありますから話し合いの場を設けにくいかもしれません。しかし、持ち家をお持ちの方にとっては今お住いの自宅をどうするか?いずれ必ず答えを出さなくてはなりません。
重要で大切なのは、その話し合いや答えをどのタイミングでするか。なのです。
家や建物を相続させる予定だったり、相続する可能性があるのなら、親など現時点で所有者の方が健康で元気なうちに少しずつでも良いので、今後の持ち家について話し合いを進めることを強くおすすめします。